Balade dans l'Art Roman en France

●エギル AIGUILHE Aiguilhe
エギル  Aiguilhe
ル・ピュイ・アン・ヴレイに隣接するコミュニティで、歩いて訪れることができます。エギルはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のひとつ、「ル・ピュイの道(ポディエンシス街道)」の途上に位置します。

コンテンツ Contenus

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エグリーズ・サン・ミシェル Eglise Saint-Michel d'Aiguilhe

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シャペル・サン・クレール Chapelle Saint-Clair d'Aiguilhe

参考 Référencesとリンク Liens

アクセス Accès



エグリーズ・サン・ミシェル
Eglise Saint-Michel d'Aiguilhe

高さ85メートルの岩の上の建つこのサンクチュアリには、268段の階段を登ってようやく辿り着きます。かつてはドルメンが祀られており、ローマの時代には異教信仰の地だったようです。
サン・ミシェル教会は10世紀に建てられました。
「フランス歴史的記念物(Monuments Historiques/MH)」に登録されています。

L'église Saint-Michel d'Aiguilhe est classée au titre des monuments historiques (MH).

奇岩の頂で旅人を迎え入れるこの教会では、一際神聖な空気が漂います。ル・ピュイのカテドラルへの石段を登り、そしてこのサン・ミシェル教会への石段を登れば、多少なりとも巡礼の気分が味わえるというものです。

■Extérieur

街中に突き出た岩の上に築かれた孤高の教会堂、この光景を実際に目の前にすれば、ここにサン・ミシェルが舞い降りたとされても想像に難くありません。

もともとは3つの後陣祭室を伴う四角形の礼拝堂でした。11世紀後半には改修工事がなされ、更に12世紀に鐘楼と身廊、周歩廊が付け足され、現在の姿になりました。


Saint Raphaël
階段途中でサン・ラファエロが息を切らした私達を鼓舞してくれます。

Façade


多色の石が織りなすモザイクがとても美しいファサードは、12世紀に造られました。イスラム美術とロマネスク美術のマリアージュです。アーキヴォールトが三葉になっており、これは後ウマイヤ朝(コルドバのウマイヤ朝)、つまりモサラベ建築の影響とされます。


プロスペール・メリメは、このファサードを「ロマネスク建築の宝石」としました。個人的には、螺鈿細工の宝石箱のような印象です。



Voussures : "AGNUS DEI" au centre et des vieillards de l'Apocalypse


Linteau : Deux sirènes affrontées




タンパンは現在何らモティーフが見られませんが、アーキヴォールト第一層目には、両端二人の人物の口から吐き出されるように植物模様が彫られています。第二層の三葉の部分には、中央に神の象徴である羊が(AGNUS DEIの文字が見えます)、両側にはヨハネの黙示録のに登場する計8人の長老が彫られています。更に第三層目には、裸の二人の人物が葉の茎に絡みつくようにしています。リンテルには人魚の姿があります。





Bas-relief : de gauche, saint Jean, Vierge, Christ, Archange Michel et saint Paul


左からサン・ジャン、聖母マリア、キリスト、大天使ミカエル、サン・ポールが私達を出迎えてくれます。各人物の間には、「手」の彫刻があります。オクルスの位置は、中心から少しずれています。



    Gargouilles

ガーゴイルのモティーフはドラゴンとのことですが、動物に見えます。



Façade et abside
Clocher



■Intérieur


Nef et déambulatoire
Oratoire primitif

内陣の手前に半円のプランの身廊、その身廊を周歩廊が取り囲みます。(入り口は周歩廊に直結しています。)柱頭には様々な植物や動物モティーフの彫刻が施されています。
内陣(礼拝所)は10世紀に建てられました。プレ・ロマネスク様式です。天井及び壁にはフレスコ画が描かれています。



Fresque du plafondàl'oratoire : Christ en gloire, et saint Michel entre deux séraphins


Médaillons : les symboles des évangélistes




内陣の天井には「栄光のキリスト」が描かれています。キリストの反対側に、セラフィムに挟まれサン・ミシェルがいます。4つのメダイヨンには、四福音記者(シンボル)の姿があります。10世紀に制作されたものですが、12世紀にオリジナルに基づき新たに彩色されたと考えられています

Douze apôtres, des anges et des saints.  壁面では使徒、天使、聖人達が様々な物語を綴っています。





Autel


Absdiole



中央の祈祷室・礼拝室・内陣のほかも、内部はフレスコ画で溢れています。堂内は非常に暗いため、なかなかとらえることは難しいのですが、是非実際に訪れて、暗がりの中で自身の目を凝らして、あれやこれやイメージを追いかけてみてほしいものです。







シャペル・サン・クレール
Chapelle Saint-Clair d'Aiguilhe

サン・ミシェル教会 Eglise Saint-Michel d'Aiguilheが建つ岩の麓にあります。12世紀に建てられた小さな八角形の礼拝堂で、半円形の後陣があります。
フランス歴史的記念物(Monuments Historiques/MH)に登録されています。

La chapelle Saint-Clair d'Aiguilhe  est classée au titre des monuments historiques (MH).




Baie
Façade


アーチの形状等から、モサラベ建築の影響があるとされています。モザイク模様が見事です。






Intérieur
Coupole







 参考 Références

♦LE PUY-EN-VELAY  MSM

♦Trésors de l'Auvergne Romane  Noël Graveline  Editions DEBAISIEUX

※ウェブサイトについては、「関連・参考リンク」のページを参照して下さい。 Sur les sites d'internet, référez-vous la page "Liens".

 リンク Liens

Office de tourisme du Puy-en-Velay http://www.ot-lepuyenvelay.fr/

Mairie d'Aiguilhe http://www.aiguilhe.fr/

Rocher Saint-Michel d'Aiguilhe http://www.rochersaintmichel.fr/



 アクセス Accès

♦SCNFクレルモン・フェラン駅 Gare de Clermont-Ferrandから、ル・ピュイ・アン・ヴレイ駅 Gare du Puy-en-Velayまで、TERで約2時間10分。

♦SNCFリヨン・パール・デュー駅 Gare de Lyon Part-Dieuから、ル・ピュイ・アン・ヴレイ駅まで、TERで約2時間30分。

♦ル・ピュイ・アン・ヴレイの街からエギルまで徒歩。

エギルの街は、歩いてまわることができます。