Balade dans l'Art Roman en France

●ラ・シャリテ・シュル・ロワール CHARITE La Charité-sur-Loire
ラ・シャリテ・シュル・ロワール  La Charité-sur-Loire
この街の歴史は、8世紀初め、小さな修道院教会の創設と共に始まり、巡礼者の増加に伴い街は急速に発展していきました。街の西側にはロワール川が静かに流れます。

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バジリク・ノートル・ダム・エ・サント・クロワ Basilique Notre-Dame-et-Sainte-Croix de la Charité-sur-Loire

参考 Référencesとリンク Liens

その他の街の見どころ Autres points  à voir

アクセス Accès



バジリク・ノートル・ダム・エ・サント・クロワ
Basilique Notre-Dame-et-Sainte-Croix de la Charité-sur-Loire

700年頃この地に修道院が建てられ、8世紀にサラセン人等の侵略により破壊されてから、しばらくの間教会堂は見捨てられていました。しかし11世紀半ばに改築が行われてから、修道院は飛躍的な繁栄をみます。11・12世紀には、クリュニーの娘修道院として位置づけられました。(ちなみにスヴィニーの修道院 PrieuréSaint-Pierre-et-Saint-Paul deSouvignyも同じく娘修道院でした。)

現存の教会堂は、1060年から建設が開始され、12世紀半ばにかけて、この教会は建てられました。建設時は、フランスにおいてClunyVの次に大きな教会堂でした。

現在教会堂は完全な形では残っていませんが、ロマネスク建築の傑作のひとつとされます。
ラ・シャリテ・シュル・ロワールのノートル・ダム・エ・サント・クロワ教会は、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」(ヴェズレーの道)に位置する教会堂として、ユネスコ世界遺産に登録されています。

La basilique Notre-Dame-et-Sainte-Croix de la Charité-sur-Loire est inscrite sur la liste du patrimoine mondial de l'UNESCO au titre des chemins de Saint-Jacques-de-Compostelle en France (via Lemovicensis/voie limousine ou voie de Vézelay).


またこのノートル・ダム大聖堂は、「フランス歴史的記念物(Monuments Historiques/MH)」に指定されています。

'Elle est aussi classée au titre des monuments historiques (MH).

この大聖堂の東側に、やはりロマネスク教会である11世紀のサン・ローラン教会の遺跡があります。是非併せて訪ねて下さい。

■Extérieur : Entrée


Portail

Portail aveugle nord
かつての西正面入り口は、16世紀初めのゴシック様式です。かつて入り口は5つありましたが、現在は2つしか残っていません。
タンパンはこの他にもうひとつありましたが、これは現在教会堂内部に移されています。




Tympan : l'Assomption de la Vierge


Registre supérieur : la réception de la Vierge au ciel par le Christ


Registre inférieur :  la Vie de la Vierge ( de gauche, l'Annonciation, la Visitation, l'Natavité et l'Annonce aux Bergers)


1130-1135年に制作されました。ロマネスク時代のタンパンとしては、珍しいテーマです。上層では、聖母マリアがキリストに天に迎えられています。下層ではマリアに関する場面が綴られています。入り口2つのタンパンの彫刻は、シャルトルの大聖堂にある「王の門」と呼ばれるファサード入り口との類似性が指摘されています。


Clocher : tour Sainte-Croix

Triforium
元来ファサードには2つの塔が聳えていました。北側にある現存の鐘楼はサント・クロワの塔と呼ばれ、最上層にまでロマネスク期の装飾で溢れています。

五葉のアーチは、シャリテ特有のものとされます。
入り口を入ったスペースは広場になっていて、ここから現在は失われてしまった、ロマネスク時代の6ベイ分の身廊を観察することができます。尚、塔から2つのベイは、ナルテックスに相当しました。鐘楼並びにナルテックスは、12世紀に付け加えられました。


Façade actuelle

現在の入り口は、17世紀のネオ・クラシック・スタイルです。


Triforium
Ancienne nef

現在の入り口側の2つのベイは、11世紀のロマネスク期の様子を残しています。開口部のアーチの装飾が美しいです。
現在の入り口から4ベイにあたる部分は、かつては身廊でした。見事なバットレスです。



Chevet

Chevet et jardins des bénédictins
後陣のシルエットも威風堂々としています。内陣とトランセプトの上層部も、12世紀の時のロマネスク期の装飾で溢れています。

後陣の裏手のスペースは、修道士達の墓地でした。


Clocher : tour de Bertrange


トランセプト交差部より、ベルトランジュの塔と呼ばれる鐘楼が聳えます。12世紀に建てられました。


この鐘楼も装飾で埋め尽くされていて、最上層のアーチの下には、合計32体の人物の彫像があります。また、ここにも五葉のアーチが見られます。




北側の側廊に展示されている模型で、ロマネスク時代の教会堂の全貌を知ることができます。教会堂は全長120メートルもありました。






■Intérieur


身廊の天井は交差ヴォールト。窓は大きいです。
Nef


かつて身廊は10ベイ(ナルテックス2ベイ部分含む)ありました。16世紀半ばの火災で身廊は大部分が消失してしまいました。17世紀初めの再建工事の際に大幅に縮小され、4ベイになりました。



Bas-côté sud

南側廊の天井が交差ヴォールトであるのに対し、北側の側廊は、木造の天井になっています。
二重になった通路(開口部)はベリー風で、半円筒アーチを描いています。かつては側廊が二重であったことを想起させます。



Croisée / Coupole sur trompes
トランセプト交差部は、1115-1135年に造られました。トロンプの上に八角形のクーポルがのぼっていきます。この上に聳える鐘楼はTour de la Bertrangeと呼ばれ、12世紀に建てられました。
Transept / Croisillon nord

トランセプトの造りは完全にロマネスク時代のものです。


Transept / Croisillon


トランセプト及び両翼廊の下2層は、放射状祭室と共に教会堂の中で最も古い部分にあたり、Cluny Uをモデルとして1060-1080年に建設されました。

最上層は1115-1135年に建てられ、Cluny Vをモデルにしています。結果、アーケード、トリフォリウム、高窓と続く、クリュニー・スタイルを呈しています。




元来ファサードにあったタンパンのひとつが、現在、南翼廊にて保存されています。
Croisillon sud






Tympan : la Transfiguration


Registre supérieur : le Christ en gloire entre deux prophètes Moïse et Elie, avec des apôtres Pierre, Jacques et Jean


Registre inférieur : l'Adoration des Mages (à gauche),  la Présentation au temple


1132年に制作されました。ファサードに残るタンパン同様、このタンパンのテーマもロマネスク時代としては珍しいものです。上層は「イエス・キリストの変容」で、「栄光のキリスト」がモーセとエリヤ、更にサン・ピエール、サン・ジャック、サン・ジャンに囲まれています。下層は「マギの礼拝」、「キリスト奉献」です。



Absidiole / Chapelle

11世紀後半、トランセプトから繋がる後陣祭室は6つ建てられ、うち現在4つが残っています。
内陣は奥に深く造られていて、後陣祭室ひとつだけで小さな教会堂の内陣になり得るのではないかと思われる程、厳かな空気が漂います。


■Chapiteaux


最も古いもので、制作は11世紀後半に遡ります。動物や人物が向き合うスタイルのものが多いようです。ライオンが向き合うモティーフだけでも、もの凄いバリエーションです。
Colombes


Daniel et lions


Oiseaux affrontés
Lions affrontés


Lions affrontés







Lions affrontés
Entrelacs



Lions affrontés
Lions affrontés



Choeur


内陣は1115-1135年に建てられました。ロマネスク時代の内陣とトランセプトは完全な形で残っています。


アーケードの上にトリフォリウム、更にその上に高窓が続くという、トランセプトと同じクリュニー・スタイルの三層構造になっています。トリフォリウムのアーチは五葉になっています。



Bas-reliefs du choeur




Chimère (à gauche ) et dragon à queue de serpent
Mammifère à deux tête (à gauche ) et dromadaire


アーケードの上には、合計8つのレリーフが埋め込まれています。主に幻想的な動物がモティーフとされています。この教会堂オリジナルのものではなく、出自は判然としていませんが、別の場所から持ち込まれたものです。

■Chapiteaux au point-rond

Tortues
Lions affrontés
Oiseaux monstrueux affrontés

Entrelacs
Feuillage
Lions affrontés

Serpents

Plantes



Aigles




Déambulatoire

Chapelle axiale / Chapelle du saint-Sacrement ou Chapelleverte
周歩廊は12世紀に付け加えられました。交差ヴォールトが架けられています。

4つの放射状祭室は12世紀に付け加えられました。14-16世紀に建替えられました。





 参考 Références

※ウェブサイトについては、「関連・参考リンク」のページを参照して下さい。 Sur les sites d'internet, référez-vous la page "Liens".

 リンク Liens

Office de tourisme de La Charité-sur-Loire http://www.lacharitesurloire-tourisme.com/?lang=fr

La Charité-sur-Loire (Site officiel de la commune) http://www.lacharitesurloire.fr/



 その他の街の見どころ Autres points  à voir

♦エグリーズ・サン・ローラン Eglise Saint-Laurent de la Charité-sur-Loire



 ♠アクセス Accès

♦SNCFヌヴェール駅 Gare de Neversから、ラ・シャリテ・シュル・ロワール駅 Gare de La Charité-sur-Loireまで、Intercités又はTERで、約30分。

ラ・シャリテ・シュル・ロワールの街は、歩いてまわることができます。