Balade dans l'Art Roman en France

●パルトネー PARTHENAY Parthenay
パルトネー  Parthenay
パルトネーの街の名が古文書に現れるのは、11世紀のことです。ここのシャトー Château de Parthenayが誕生する1012年より少し前に街は形成されたと考えられています。この街は、サン・ジャック・コンポステーラ巡礼の道(トゥールの道/via Turonensis)の途上にあり、中世には宿場として繁栄しました。街の主動脈であったヴォー・サン・ジャック通り Rue de la Vau Saint-Jacquesでは、現在も中世末のハーフティンバーの建物が見られます。

コンテンツ Contenus

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エグリーズ・ノートル・ダム・ド・ラ・クールドル Eglise Notre-Dame-de-la-Couldre de Parthenay

参考 Référencesとリンク Liens

その他の街の見どころ Autres points  à voir

アクセス Accès



エグリーズ・ノートル・ダム・ド・ラ・クールドル
Eglise Notre-Dame-de-la-Couldre de Parthenay

この教会堂の創設については判然としていませんが、初めてこの教会堂の名が古文書に登場するのは11世紀半ばのことです。
現存の教会堂(遺跡)は、12世紀に遡ります。ラテン十字のプランに建ち、身廊は4ベイから成り、2つの後陣祭室を従え、トランセプト交差部に鐘楼が聳えていたと考えられています。
現在はファサード、側壁、半円形プランの後陣、南の後陣祭室が残されているのみで、一般の私達が目にすることができるのは、ファサードのみです。

フランス革命後、紡績工場を改築する目的でこの教会堂は買い取られ、このことが教会堂の解体に繋がりました。しかし、結局工場が建てられることはありませんでした。
「フランス歴史的記念物(Monuments Historiques/MH)」に登録されています。

L'église Notre-Dame-de-la-Couldre de Parthenay est classée au titre des monuments historiques (MH).

更にこの教会堂は1847年に学校を建設するために買い取られました。現在、教会堂の後陣(1140-1150年頃に遡る)は、寄宿学校の敷地内にあります。

Façade : portail central
Façade-écran

12世紀に遡るこの教会堂のファサードも、ポワトヴァン・ロマネスク特有のFaçade-écranのスタイルです。中央入り口のアーチが2つの盲目アーチに挟まれています。アーチは半円筒型です。
ファサードの彫刻は1160-1170年頃に制作されました。


Portail

ポワトゥ地方によくあるように、タンパンはありません。イコノグラフィーやスタイルはサントウンジュ風です。
入り口は2つ一組の円柱のバットレスによって仕切られています。


1er voussure : au milieu, le Christ dans le médaillon entre les deux anges, soutenus par saint Pierre (à gauche) et saint Paul.

2e voussure : au milieu, l'Agneau pascal.  Aux deux côtés, les deux annonciations à  la Vierge (à  gauche) et  à  Zacharie concernant les naissances du Christ et de saint-Jean Baptiste.

3e voussure : le triomphe des vertus armées sur les vices représentés par des monstres, et la couronne de la récompense céleste entre elles.

4e voussure : les vieillards de l'Apocalypse qui tiennent un vase de parfum et un instrument de musique  à  cordes.



1層目は、二人の天使がキリストが描かれたメダイヨンを支え、両端に使徒サン・ピエール(左)とサン・ポールがいます。2層目は神を象徴する羊を中心に、左側には天使が聖母マリアにキリストの誕生を、右側では別の天使がザカリアに洗礼者ヨハネの誕生を告げています。3層目は美徳と悪徳の戦いがテーマで、勝利する美徳は武装し、悪徳はモンスターの姿で表現されています。4層目では「ヨハネの黙示録」の長老達が彫られ、それぞれ香の入った瓶と弦楽器を手にしています。
美徳 Vertuと悪徳 Vice のアレゴリーは、オルネーのサン・ピエール教会 Eglise Saint-Pierre d'Aulnay-de-Saintongeのファサード中央を飾るアーキヴォールトにも見られます。


Chapiteaux  à  gauche

Chapiteaux  à  droite
David et le lion (à  gauche), David, joue du psaltérion, sorte de harpe (au milieu), l'Annonciation et la Visitation.

Daniel entre les lions  (à  gauche), le péché originel (au milieu), et des cavaliers et des oiseaux.

Façade : arcade gauche
Un cavalier, Constantin triomphant du paganisme


アーチの下には馬に乗った人物の像があったとされ、これはキリスト教を公認したローマ帝国のコンスタンティヌス1世とされます。ポワトゥ地方では、コンスタンティヌス1世の像は頻繁に見られます。
尚、両脇の盲目アーチのアーキヴォールトはパルメットのモティーフです。

Façade : arcade droite
Un homme chevauchant un lion : Samson ou David


右のアーチの下には、ライオンの尻と人間の足のようなものが残ります。これは旧約聖書に登場するサムソン又はダヴィデと考えられています。




■Musée Louvre
1922年当時の教会堂所有者は、様々な石造彫刻をアンティーク業者に売り捌いてしまいました。このうちの幾つかが現在パリのルーブル美術館に戻り、展示されています。下に挙げる他にも、柱頭彫刻「Le combat de David et Goliath」もあります。
Chapiteau : le sacrifice d'Abraham au milieu de XIIe siècle




Haut-relief : l'annonce aux bergers au milieu de XIIe siècle

また、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館(ボストン)、フォッグ美術館(マサチューセッツ州ケンブリッジ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)等も、パルトネーのノートル・ダム教会の彫刻を所蔵しているそうです。





 参考 Références

♦Pathenay (Deux-Sèvres) l'ancienne église Notre-Dame-de-la-Couldre (guide)  Diocèse de  Poitiers

※ウェブサイトについては、「関連・参考リンク」のページを参照して下さい。 Sur les sites d'internet, référez-vous la page "Liens".

 リンク Liens

Ville de Parthenay http://www.cc-parthenay-gatine.fr/pty/pages/accueil.aspx

Tourisme en Gâtine http://www.tourisme-gatine.com/

persée fr. http://www.persee.fr/

L'AGE ROMAN http://www.alienor.org/

Diocèse de Poitiers http://www.poitiers.catholique.fr/



 その他の街の見どころ Autres points  à voir

♦Musée Municipal Georges Turpin ミュゼ・ジョルジュ・テュルパン

♦Eglise Sainte-Croix de Parthenay エグリーズ・サント・クロワ

♦Eglise Saint-Laurent de Parthenay エグリーズ・サン・ローラン

♦Eglise Saint-Paul de Parthenay エグリーズ・サン・ポール

♦Chapelle des Cordeliers de Parthenay シャペル・デ・コルドリエール

♦Château de Parthenay シャトー・ド・パルトネー

♦Porte Saint-Jacques ポルト・サン・ジャック

♦Porte de la Citadelle ポルト・ド・ラ・シタデル



 アクセス Accès

♦ポワティエ・バス・ターミナル Poitiers Gare Routièresから、パルトネー・バス・ターミナル Parthenay Gare Routièresまで、Autocarで約1時間。

パルトネーの街は歩いてまわることができます。