Balade dans l'Art Roman en France

●ポワティエ POITIERS 2 Poitiers 2
ポワティエ  Poitiers 2

コンテンツ Contenus

1
エグリーズ・ノートル・ダム・ラ・グランド Eglise Notre-Dame la Grande de Poitiers

2
エグリーズ・サン・ティレール・ル・グラン Eglise Saint-Hilaire le Grand de Poitiers

3
バティステール・サン・ジャン Baptistère Saint-Jean de Poitiers

4
エグリーズ・サント・ラドゴンド Eglise Sainte-Radegonde de Poitiers

5
エグリーズ・サン・ポルシェール Eglise Saint-Porchaire de Poitiers

6
アベイ・サン・ジャン・ド・モンティエールヌフ Abbaye Saint-Jean de Montierneuf de Poitiers

7
エグリーズ・サン・ジェルマン Eglise Saint-Germain de Poitiers

8
ミュゼ・サント・クロワ Musée Sainte-Croix

参考 Référencesとリンク Liens

アクセス Accès



エグリーズ・サン・ティレール・ル・グラン
Eglise Saint-Hilaire le Grand de Poitiers

教会のすぐ傍に初期キリスト教時代の墓地があり、4世紀以降には既に、宗教的建築物があったと考えられます。現存の教会は、1049年に献堂されました。
この教会はポワトゥ地域圏の典型的なスタイルではなく、四角柱と円柱が交互になっている様子はノルマンディー風であり、放射状祭室が4つある後陣はオーベルニュ風とされます。
ポワティエのサン・ティレール・ル・グラン教会は、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」(トゥールの道)に位置する教会堂として、ユネスコ世界遺産に登録されています。

L'église Saint-Hilaire le Grand de Poitiers est inscrite sur la liste du patrimoine mondial de l'UNESCO au titre des chemins de Saint-Jacques-de-Compostelle en France (via Turonensis/voie de Tours).


またこのサン・ティレール・ル・グラン教会は、「フランス歴史的記念物(Monuments Historiques/MH)」に指定されています。

Elle est aussi classée au titre des monuments historiques (MH).

ファサードは、19世紀に建替えられ、現在はネオ・ロマネスク様式です。

■Extérieur


Flanc nord
19世紀の修復工事により、ロマネスク時代よりも身廊の長さは短くなっています。

Tour-Porche

北翼廊の端に鐘楼が聳えるポーチ(張り出した玄関廊)があります。かつてはここが堂内への入り口でした。尚、鐘楼はロマネスクの時代に建てられたのものです。

Croisillon nord et chevet
Bas-relief

Chevet


放射状祭室及び後陣祭室、周歩廊にアプス、トランセプトと続いていく後陣のなだらかなレイヤードには穏やかな美が感じられ、高い評価を得ています。


4つの放射状祭室を伴う(中心となる軸の部分に祭室を欠く)スタイルはオーヴェルニュ風ですが、これは後陣の中央あたりに井戸があるためのようです。


後陣の装飾を欠いた部分は、19世紀に建替えられたところです。


Flanc nord

アーチを支える小円柱のもとにも植物模様が彫刻されています。




■Extérieur : modillons et  chapiteaux
後陣の周歩廊と放射状祭室には、ぐるりと彫刻装飾が施されています。円柱に「VGO MONE / DARVIS」と「ALEACIS」のサインが彫られています。
モディロンの間にあるメトープと呼ばれるレリーフにも注目です。

ちなみに、後陣を一周写真を撮って見比べていますが、目下、柱頭もモディロンもメトープも、全て微妙に異なっておりひとつとして同じものは見つかりません。職人魂に感服です。





■Intérieur


一見するところ、非常に複雑な構造に見えます。これは天井が石造となる際に、クーポルを支えるために付け足された柱等が細い側廊を形作っていることによります。
Nef

11世紀後半、天井は木造から石造に造り替えられました。トロンプ技法により4つの大きなクーポルが身廊の天井に連なります。身廊の一部、トランセプト、内陣、鐘楼は12世紀に建てられました。堂内ではシンプルな半円筒アーチが心地よいリズムを刻んでいます。





Bas-côté sud

Bas-côté nord



Couloir entre la nef et le bas-côté

側廊は南北それぞれに3つあり、七廊式となっています。或いは、南北両側共に2つの側廊と身廊との間に、細長い通路(couloir)がある、と表現されます。いずれにせよ、バシリカに7列縦軸が並ぶスタイルは、フランスにおいて珍しい例です。

元来側廊は南北にそれぞれ2つずつありました。しかし、1100年少し前に身廊の天井を石造に造り替える際に、石造の天井による重量を考慮し、身廊と内側の側廊との間に更に細い仕切りが新たに設けられました。


Coupole sur trompes
Transept / Croisillon nord
翼廊・北側に鐘楼が聳えます。鐘楼の下は、11世紀当時は四角いプランの部屋になっていました。クーポルはトロンプ技法によります。
トランセプトは半円筒ヴォールトで覆われています。


Transept / Croisillon sud

Transept
トランセプトは身廊より2.30メートル程床が高くなっています。また、身廊とトランセプトは、横断するギャラリーで仕切られています。側廊脇の通路にしろ、この横軸のギャラリーにしろ、とても複雑な造りになっています。

壁画は11世紀に制作されました。色の使い方やヴァリエーション、技法は、サン・サヴァンのものと近いとされます。


Absidiole

■Intérieur : choeur

内陣では10本の円柱が半円を形作っています。天井ヴォールトには、「栄光のキリスト(Christ en majesté)」が描かれていたと推測されています。


内陣の下にはクリプトがあり、サン・ティレールの聖遺物が収められています。



ヴォールトの下には、黙示録のシーンが描かれています。

■Intérieur : déambulatoire et chapelles rayonnantes




Déambulatoire


内陣は周歩廊に取り囲まれており、周歩廊に面した放射状祭室が4つあります。天井は交差ヴォールトで覆われています。



放射状祭室には、11世紀末の壁画が見られます。

■Fresques dans les chapelles rayonnantes


La " charité " de saint Martin au nord : Martin partage son manteau avec un pauvre.
Le Christ vêtu du manteau donée par à un  pauvre par Martin


■Intérieur : crypte

内陣の下にクリプトがあります。ここはかつてサン・ティエールの墓があった場所です。この聖人の聖遺物が納められています。クリプト自体は現代風に造り替えられています。