私がフランスの地方を旅する中で出会った、ロマネスクの世界を紹介します。 |
宗教美術だから、と肩肘張ることなく、1000年の時を超えて私達の心に語りかけてくる職人達の息遣いを感じて下さい。 |
ロマネスク美術は宗教美術であり、キリスト教や教会堂とは切り離せないもの。 |
そう耳にすると堅苦しく感じるかもしれませんが、ロマネスクの世界はとにかくポップでキッチュ。 |
その魅力はなんといっても、溢れる生命力、圧倒的な躍動感。 |
特別な知識がなくても、無条件に私達の強張った顔の表情を和らげ、肩の緊張を解きほぐし、頑なになった心をそっと温めてくれます。 |
そして厚い壁で囲まれた暗いロマネスクの教会堂は、真の静寂と出会えるところ。 |
その「神の家」に身を置けば、たとえ信仰がなくても、思わず背筋は伸びるでしょう。安堵を覚えるかもしれません、自己と対峙してしまうかもしれません。 |
このサイトがあなたにとって、更なるフランスの魅力との出会い、フランスへ旅に出る次のきっかけとなったら、幸いです。 |
■探す Chercher | |||
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→「ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ Bourgogne-Franche-Comté BFC」 | |||
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■更新情報 Nouveautés | |||
♦2024.08.18 | 「カステイユ Casteil 1」と 「カステイユ Casteil 2」のページを新設しました。 | ||
Ajout des nouvelles pages "Casteil 1" et "Casteil 2" | |||
約4か月ぶりのサイト更新では、アベイ・サン・マルタン・デュ・カニグーAbbaye Saint-Martin du Canigou と、エグリーズ・サン・マルタン・ル・ヴュー Eglise Saint-Martin-le-Vieux を紹介します。カニグー山は「聖なる山」と呼ばれるとおり、スピリチュアルなものに興味がなくても、「何か」、少なくともその気配を肌で感じずにはいられない独特な空気に包まれたところです(個人的な感想)。カステイユの村から修道院迄の山道(舗装してあります)は険しいですが、トレッキングが主目的の若い世代がいる傍ら、70代位の方達がそれぞれのペースで山道を登る姿も見られます。そのゴールの岩山に建つ修道院は言わば私達へのご褒美。己の体力を総点検し、体調をしっかり整えた上で、是非皆さまにも生涯に一度は体感して頂きたい実に特別な、忘れ難きサンクチュアリです。お土産には、旅のお守りとして、修道士さん達手作りのブレスレット(近隣で採れる鉱石を用いたもの)はいかがでしょう? | |||
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♦2024.04.26 | 「ポワティエ Potiers 4」 と「ポワティエ Potiers 5」のページを更新しました。 | ||
Renouvellement de "Poitiers 4" et de "Poitiers 5" | |||
鐘楼ポーチの印象が似ていて、共に預言者ダニエルを描く柱頭があるというだけの理由で、アップはいつも同時になるのですが、ポワティエのエグリーズ・サント・ラドゴンド Eglise Sainte-Radegonde dePoitiers とエグリーズ・サン・ポルシェール Eglise Saint-Porchairede Poitiers を紹介しています。 ロマネスク・ファンにとってのサント・ラドゴンド教会の見どころは鐘楼ポーチと内陣ですが、クリプト内にある聖女ラデグンドの墓の下を3回くぐると願い事は叶うそうです。病や怪我の治癒に加えて試験等の合格にもご利益があるとのことなので、訪れた際には人目を憚りつつ試してみるのも一興です。 右のイメージは、二身廊という造りを特徴とするサン・ポルシェール教会の入り口を飾るダニエルの柱頭です。 |
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♦2024.03.12 | 「ヌヴェール Nevers 1」 のページを更新しました。 | ||
Renouvellement de la page "Nevers 1" | |||
ヌヴェールのサン・テティエンヌ教会 Eglise Saint-Etienne deNevers を紹介しています。 彫刻装飾やフレスコ画に富んだ建物ではないので派手さには欠けますが、この教会堂はブルゴーニュで最初期に石造ヴォールト下での3層の身廊を実現した建物です。クリュニーVもこれに倣い(但しトリビューンはトリフォリウムに改善)、そして周知のとおりクリュニーVのスタイルは、オータンやパレの大聖堂をはじめとした大教会堂で導入されていきます。その傍ら、この教会堂にはオーヴェルニュの大教会堂で特徴的なエレメントも随所に見られます。相互影響という視点で当時の建築の壮大な相関図をイメージすると、実にワクワクし、改めてこの教会堂の重要性に気づかされます。 ヌヴェールでは、カテドラルの内陣を飾るロマネスクのキリストを描いた癒し系?のフレスコ画も必見で、その他にも数多くの中世の遺構が残ります。 |
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♦le 31 janvier 2024 |
♦le 25 décembre |
♦le 06 décembre |
♦le 07 novembre |
ブリーヴ・ラ・ガイヤルド Brive-la-Gaillarde | |||
エグリーズ・ノートル・ダム・ド・ラソンプション Eglise Notre-Dame-de-l'Assomption de Belleivlle | プリウレ・サン・ヴァンソン・ド・ブルッサン Prieuré Saint-Vincent-de-Broussan | コレジアル・サン・マルタン Collégiale Saint-Martin de Brive-la-Gaillarde | シャペル・デュ・シャトー・デ・モワヌ Chapelle du Château des moine de Berzé-la-Ville |