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私がフランスの地方を旅する中で出会った、ロマネスクの世界を紹介します。 |
宗教美術だから、と肩肘張ることなく、1000年の時を超えて私達の心に語りかけてくる職人達の息遣いを感じて下さい。 |
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ロマネスク美術は宗教美術であり、キリスト教や教会堂とは切り離せないもの。 |
そう耳にすると堅苦しく感じるかもしれませんが、ロマネスクの世界はとにかくポップでキッチュ。 |
その魅力はなんといっても、溢れる生命力、圧倒的な躍動感。 |
特別な知識がなくても、無条件に私達の強張った顔の表情を和らげ、肩の緊張を解きほぐし、頑なになった心をそっと温めてくれます。 |
そして厚い壁で囲まれた暗いロマネスクの教会堂は、真の静寂と出会えるところ。 |
その「神の家」に身を置けば、たとえ信仰がなくても、思わず背筋は伸びるでしょう。安堵を覚えるかもしれません、自己と対峙してしまうかもしれません。 |
このサイトがあなたにとって、更なるフランスの魅力との出会い、フランスへ旅に出る次のきっかけとなったら、幸いです。 |
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■探す Chercher | |||
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→「ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ Bourgogne-Franche-Comté BFC」 | |||
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◆掲載教会堂・ミュージアムのリストから探す dans la liste des églises et musées → 「サイト掲載一覧 Liste」 |
■更新情報 Nouveautés | |||
♦2023.11.07 | 「ベルゼ・ラ・ヴィル Berzé-la-Ville」 のページを更新しました。 | ![]() |
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Renouvellement de la nouvelle page "Berzé-la-Ville" | |||
呪文のような名のブルゴーニュの小さなコミュニティ、ベルゼ・ラ・ヴィルに残る、シャペル・デュ・シャトー・デ・モワヌ Chapelle du Château des moine de Berzé-la-Ville を紹介しています。 訪れた当時、ベルゼの礼拝堂は私にとって最大の憧れの地で、いざ辿り着くと壁画にばかり気を取られ、それ以外は殆ど写真に残すことを忘れてしまったという失態。建物を出ると居合わせた30代位の恐らくドイツ人男性が、目に涙をためて私の手を握りながら「素晴らしかったね」と何度も繰り返していたことを思い出します。気力のある方は、是非参考資料(フランス語)にも目を通して頂きたく、ベルゼの壁画解釈の深掘りが叶うのみならず、当時の社会情勢についても一通り復習できると思います。 ベルゼはアクセスが容易ではないので、諦める方も少なくないかもしれませんが、パリのシャイヨー宮内の建築・文化財博物館に壁画の複製があるので、当座はこちらで凌いでも。 |
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♦2023.10.02 | 「ボーケール Beaucaire」 のページを追加しました。 | ![]() |
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Ajout de la nouvelle page "Beaucaire" | |||
かつて河川貿易で栄華を極めたボーケールのコレジアル・ノートル・ダム・デ・ポミエ Collégiale Notre-Dame-des Pommiers を紹介します。予備知識がないと18世紀の現教会堂を無下にやり過ごしてしまうかもしれませんが、外壁に2つのロマネスク期のフリーズを観察することができます。サン・ジルの修道院教会を訪れた方なら、ニヤニヤと笑ってしまうこと、請け合いです。 観光目的でこの街を訪れる方は多くないと思いますが、ボーケールはアルルやニーム、アヴィニョンといった近隣の歴史的な街とを繋ぐ交通の要衝になっているため、立ち寄るチャンスは少なくないと思います。バスの途中下車や乗継を利用して、中世の興味深い史跡が残る街を散策してみて下さい。タラスコンからも徒歩でアクセスできます。 尚、諸事情により、参考テキスト及びサイトをあまりオープンにすることができなかったことをここでお断りします。 |
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♦2023.09.07 | 「スイヤック Souillac」 のページを更新しました。 | ![]() |
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Renouvellement de la page "Souillac" | |||
アベイ・サント・マリー Abbaye Sainte-Marie de Souillac には、トゥールーズ派の傑作、スイヤックのピラーとイザヤ像があり、ロマネスク・ファンにとってはケルシーの至宝といっても過言でないと思いますが、残念ながらその知名度はまだ高くないと感じます。 私はスイヤックのイザヤ像を実際に目にした時、猛々しい印象を抱いたのですが、改めて他のサイトの秀逸な写真を見ると、イザヤはあくまで穏やかな表情をしていて、自分のこれまでの印象とのギャップに驚かされました。恐らく、その時のフィジカルやメンタルのコンディションのせいで私にはそのように「見えた」のだろうと結論付けているのですが(どれだけ疲弊していたのだか)、ともかく魂がこもった作品には、往々にしてこういうマジックのようなことを起こす力があるのかもしれません。 スイヤックには宗教戦争時に受けた爪痕を今尚物悲しく晒すサン・マルタン教会 Eglise Saint-Martin de Souillac も残ります。修道院教会から徒歩で僅か2‐3分です。 |
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・・・Ajouts précédents・・・ |
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♦le 31 juillet |
♦le 06 juin |
♦le 07 mai |
♦le 21 mars |
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プリウレ・サン・ピエール・エ・サン・ポール Prieuré Saint-Pierre-et-Saint-Paul de Souvigny | エグリーズ・サン・バジル EgliseSaint-Basile d'Etampes エグリーズ・サン・ジル Eglise Saint-Gilles d'Etampes |
バジリク・サン・タンドッシュBasilique Saint-Andoche deSaulieu | エグリーズ・ノートル・ダム・ラ・グランド Eglise Notre-Dame-la-Grandede Poitiers |
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